ヴィム・ヴェンダース監督の出世作となったロードムービー三部作の第３作。ヴェンダースが映画館でアルバイトしていた経験を生かし、地方を巡回する映写技師の男と離婚直後の男の気ままな二人旅を通じて、人生の悲喜や哀歓を炙り出す。『パリ、テキサス』のロビー・ミューラーが撮影したモノクロの映像美の中に、仄かなユーモア、哀愁漂う独特のムードが心に残る。カンヌ国際映画祭国際では映画批評家連盟賞を受賞した。

ブルーノは大型ワゴンで町から町へと移動し、映画館のフィルム運びや映写機調整の仕事をしている男。彼の住居はそのワゴンだ。気ままな暮らしを送っていたある日、男が自動車ごと川へダイブする現場を目撃。それは、離婚したばかりで自殺願望を抱え、空のトランク片手に旅をするロベルトという男だった。ロベルトとブルーノ、新たに始まる男の二人旅。その中で彼らは交流を深め、様々な人々との出会いを重ねていく。

★カンヌ国際映画祭 ＦＩＰＲＥＳＣＩ（国際映画批評家連盟）賞受賞。

※４Ｋマスターを元にしたＨＤ原版で制作した高画質版。

• WIM WENDERSヴィム・ヴェンダース

• RUDIGER VOGLER リュディガー・フォーグラー
• HANNS ZISCHLER ハンス・ジシュラー
• LISA KREUZER リザ・クロイツァー
• RUDOLF SCHUNDLER ルドルフ・シュンドラー
• MARQUARD BOHM マルクヴァート・ボーム