愛と殺意

ミケランジェロ・アントニオーニ監督によるノワールスリラー。裕福な実業家とその妻、妻の元恋人を巻き込んだ愛憎の行方を描く。

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解 説

『情事』『太陽はひとりぼっち』『欲望』などで知られるイタリアの名匠ミケランジェロ・アントニオーニの長編監督デビュー作。裕福な実業家の美しい若妻役を『ラスト・ハーレム』のルチア・ボゼー、彼女のかつての恋人役を『郵便配達は二度ベルを鳴らす』や『夏の嵐』などルキノ・ビスコンティ監督作品で知られるマッシモ・ジロッティが演じている。後のアントニオーニ作品に続くテーマ“愛の不毛”を匂わせる演出が見どころ。

あらすじ

裕福な実業家エンリコは若妻パオラの結婚前の行動を疑い、探偵のカルローニに調査を依頼。皮肉なことに、調査をきっかけにパオラはかつての恋人グイドと再び会うようになる。2人は不幸な事件をきっかけに離ればなれになっていたのだ。愛のない結婚生活に退屈していたパオラと、グイドの仲は次第に深まっていくが、貧乏なカーディーラーである彼を金銭的にサポートする試みは失敗。やがてパオラはある計画をグイドにもちかける。

監 督

出 演

ジャンル サスペンス / ラブロマンス
本編時間 [字]105分
制作 1950年 イタリア
原題 CRONACA DI UN AMORE
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