三人の兄弟
老親が死に子供達が葬式で実家に揃う。中高年のありふれた人生の一コマを、名匠フランチェスコ・ロージがロージ色に描き上げる。
放送日時
解 説
名匠フランチェスコ・ロージ監督作品。フィリップ・ノワレら演じる「親の葬儀のため久しぶりで実家に集った兄弟」が過ごす、しごく平凡な2日間が、イタリア社会に対する政治的な視点、ネオレアリズモ風のドキュメンタリー・タッチなど、いかにもロージらしい味付けを施されて描かれていく。ロージらしさ満点でアカデミー外国語映画賞ノミネート作品ながらも、なぜか日本では未公開だった重要作を、スターチャンネルが本邦初公開。
あらすじ
三兄弟の老母が亡くなり、老父が独り遺された実家に三人は葬儀のため帰ってきた。長兄はローマの裁判官。次兄はナポリの児童カウンセラー。末っ子はトリノの労働者。独立して久しい三人の心は、亡母を悼みつつも、既に今の自身の関心事、仕事や自分の家庭の問題に占められている。時はイタリアに極左テロの嵐が吹き荒れていた1981年。大人になって異なる職業に就き違った環境に身を置く三人。政治の話で意見と立場が衝突する。
監 督
- FRANCESCO ROSIフランチェスコ・ロージ
出 演
- PHILIPPE NOIRET フィリップ・ノワレ
- VITTORIO MEZZOGIORNO ヴィットリオ・メッツォジョルノ
- MICHELE PLACIDO ミケーレ・プラシド
ジャンル | ドラマ |
---|---|
本編時間 | [字]112分 |
制作 | 1981年 イタリア=フランス |
原題 | TRE FRATELLI |