ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像

『ヤコブへの手紙』のクラウス・ハロ監督の人間ドラマ。ある肖像画に魅せられた老画商の人生最後の大勝負と家族との再生を描く。

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 場面写真

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解 説

アカデミー外国語映画賞のフィンランド代表に4度も選ばれた、フィンランド映画界の名匠クラウス・ハロ監督の人間ドラマ。『ヤコブへの手紙』でもハロ監督と組んだヘイッキ・ノウシアイネンが、人生の夕暮れにある主人公の心境を味わい深く表現。謎の絵画について調べるミステリー要素と、崩壊した家族の再生の物語が巧みに組み合わされている。フィンランドの観光地ではない普通の街並みの光景や、風俗描写も興味深い。

あらすじ

家庭生活を顧みることなく、愛する仕事に打ち込んできた老画商のオラヴィ。彼は引退を考える年齢になっていた。疎遠状態にある娘から、孫息子のオットーをしばらく預かることになった彼は、オットーを助手にすることに。あるオークションに出品される予定の、作者不明の肖像画に惚れ込んだオラヴィは、その絵を描いたのが近代ロシア美術の巨匠レーピンであることを突きとめる。彼はその絵をなんとしても落札しようとするのだが…。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ / サスペンス
本編時間 [字]97分
制作 2018年 フィンランド
原題 TUNTEMATON MESTARI
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