ベルギー出身のシャンタル・アケルマン監督がニューヨークに渡った後、1974年にベルギーに戻って撮った作品。撮影当時24歳だったアケルマン自らが主演し、ひとりの若い女性が過ごす時間を切り取ったドラマ。部屋という孤独な空間から、やがて外に出て彼女が体験する出会いと悦びをモノクロ映像で綴る。2022年に開催された「シャンタル・アケルマン映画祭」上映作品。

小さな部屋に若い女性がひとり。彼女は外出することもなく、1日1日家具を動かしては居心地の良い空間を探すことに執心している。やがて彼女は手紙を書き始め、その傍ら裸のままスプーンで砂糖をむさぼるようになる。長く降り続いた雪がやんだある日、彼女は服を着て部屋を出る。路上に立った彼女はヒッチハイクを始め、男が運転するトラックに乗り込む。彼女は男としばらく行動をともにし、ある場所へ向かう…。

• R15+相当字幕版

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