ニコラス・ウィンディング・レフン監督のデビュー作『プッシャー』の続篇。前作で主人公の相棒を演じたマッツ・ミケルセンが主演を務め、更生を誓った密売人が再び裏社会の闇に引きずり込まれていく姿を描くクライムサスペンス。手持ちカメラを使った撮影が、ドキュメンタリー的な迫力を生んでいる。スキンヘッドで入魂の演技を披露したミケルセンは、本作の後に悪役を演じた『007／カジノ・ロワイヤル』で世界的にブレイク。

刑務所に服役していた麻薬密売人のトニーは釈放後、自動車修理工場を営みながら裏稼業にも通じる父を訪ね、仕事をさせてほしいと頼むが、まともな職に就けと一蹴される。一方、服役前に関係をもったシャーロットの子供が自分の息子だと知ったトニーは、過去の仕事から足を洗って養育費も払い、以前からあった借金も返済するつもりでいた。が、密売人の友人に頼まれた仕事を断り切れずに手伝い、再び裏社会へ足を踏み入れていく。

• R15+相当字幕版

• NICOLAS WINDING REFNニコラス・ウィンディング・レフン

• MADS MIKKELSEN マッツ・ミケルセン
• LEIF SYLVESTER PETERSEN レイフ・スリヴェスター・ピーターセン
• ANNE SORENSEN アンネ・ソーレンセン
• KURT NIELSEN クルト・ニールセン
• OYVIND HAGEN-TRABERG オイヴィンド・ハーゲン＝トラベリ