アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学
シャンタル・アケルマン監督によるドキュメンタリー的フィクション。自らの体験談を語る人々の姿を通じて、二十世紀を映し出す。
放送日時
解 説
ニューヨークに街を背景に、さまざまな人物が自身の体験談を語るという形式を軸にしたドキュメンタリー的フィクション。監督・脚本は『ゴールデン・エイティーズ』のシャンタル・アケルマン。自らもユダヤ系である監督がアメリカで暮らすユダヤ人の風俗や習慣を、ある時は幻想味豊かに、ある時は辛辣に描いているのが特徴。『ストレンジャー・ザン・パラダイス』でヒロインを演じて注目されたエスター・バリントが出演している。
あらすじ
靄の中からニューヨークの街が幻影のように姿を現す。ある女性がおどおどした様子で自分のエピソードを語り、立ち去る。次は若い男性と次々に老若男女が現れ、話しては去る。街の片隅に立ち、カメラの前で話すのは欧州から移住してきたユダヤ系の人々だ。それぞれのアメリカ物語。彼らの語る過去にも現在にもジョークにもフィクションがまじっている。やがて彼らは近くの野外レストランに集まり、コントやナンセンスを演じてゆく。
監 督
- CHANTAL AKERMANシャンタル・アケルマン
出 演
ジャンル | ドラマ |
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本編時間 | [字]99分 |
制作 | 1988年 フランス=ベルギー |
原題 | HISTOIRE D'AMERIQUE: FOOD, FAMILY AND PHILOSOPHY |