街をぶっ飛ばせ

ベルギーの女性監督シャンタル・アケルマンのデビュー作となった短編。キッチンで暴れ回った若い女が、思わぬ結末を迎える。

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解 説

フランスを中心に活躍し、『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』などで知られたベルギーの女性監督シャンタル・アケルマンのデビュー作となった短編。ジャン=リュック・ゴダールの『気狂いピエロ』をきっかけに映画の道を志したアケルマンが、ブリュッセル映画学校の卒業作品として、主演兼任で制作した。その後の反逆的な作品群の原点とも言える破壊的なエネルギーに満ちた瑞々しい作品。

あらすじ

花束を手に、アパートの階段を駆け上がってきたひとりの若い女。彼女は部屋に入ると、鼻歌を歌いながらキッチンでパスタを料理し、それを食べる。かと思えば、突如として調理器具をばらまき、洗剤をまき散らして壁を汚すと、自身もマヨネーズを浴びてしまう羽目に。狭いキッチンで破壊的なエネルギーを発散し、縦横無尽に暴れ回った彼女の支離滅裂な行動は、やがて驚くべき事態を迎える。そして、物語の幕を閉じてゆく…。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ
本編時間 [字]14分
制作 1968年 ベルギー
原題 SAUTE MA VILLE
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