不安は魂を食いつくす

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督がダグラス・サーク監督の『天はすべて許し給う』を下敷きに作り上げた代表作。

不安は魂を食いつくす 場面写真

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解 説

ニュー・ジャーマン・シネマを牽引したライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作。ダグラス・サーク監督の『天はすべて許し給う』を下敷きにして、初老の清掃員と移民労働者の年齢差や境遇の違いを超えた愛と、彼らに対する世間の偏見や差別を描く。第27回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞とを受賞するなど、ファスビンダーの名を世界に知らしめた代表作。フィンランドの巨匠アキ・カウリスマキ監督にも影響を与えた。

あらすじ

ドイツのミュンヘン。夫に先立たれ清掃員として働く初老の女性エミは、ある雨の夜に近所の酒場で、自動車工として働くモロッコ移民の若者アリと出会う。ふたりは、たちまち意気投合。アリはエミの家で一晩を共にする。恋に落ちた2人は、すぐに結婚を決意。ところが、それを知ったエミの子どもたちや仕事仲間からは、冷ややかな視線を向けられてしまう。それでも、諦めることなく愛を育んでいこうとするふたりだったが…。

★カンヌ国際映画祭FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞、エキュメニカル審査員賞受賞。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ / ラブロマンス
本編時間 [字]94分
制作 1974年 西ドイツ
原題 ANGST ESSEN SEELE AUF
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