ペトラ・フォン・カントの苦い涙

鬼才ファスビンダーが自身の戯曲を映画化したメロドラマ。ファッションデザイナーとそのモデルになった女性との愛の行方を描く。

ペトラ・フォン・カントの苦い涙 場面写真

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解 説

鬼才ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが女性同士の愛を描いた戯曲を自ら映画化。1972年のドイツ映画賞で主演女優賞、助演女優賞、撮影賞に輝いたメロドラマ。主演はファスビンダー作品の常連マルギット・カルステンセン。共演のハンナ・ジグラは、後にファスビンダー監督作でベルリン国際映画祭の女優賞を受賞する。物語は終始、主人公ペトラの部屋で展開し、演劇的な空間を映画的な構図で巧みに表現した演出にも注目。

あらすじ

ドイツのブレーメン。輝かしいキャリアを築きながらも、二度の結婚に失敗したファッションデザイナーのペトラ・フォン・カントは、アシスタントのマレーネをしもべのように扱いながら、アトリエ兼用のアパルトマンで暮らしていた。そこへ、友人のシドニーが若い女性カーリンを連れてやってくる。たちまちカーリンの美貌に心奪われたペトラは、彼女をファッションモデルに誘う。そしてその孤独な人生を知ると、同棲を始めるが…。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ / ラブロマンス
本編時間 [字]126分
制作 1972年 西ドイツ
原題 DIE BITTEREN TRANEN DER PETRA VON KANT
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