トニー滝谷

村上春樹の短編小説をイッセー尾形、宮沢りえ共演で映画化。孤独な男が愛を知り、やがて愛を失う切なさを描くラブストーリー。

トニー滝谷 場面写真

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解 説

市川準監督が長年温め続けた企画として、村上春樹の短編集「レキシントンの幽霊」に収められた同名小説を映画化。主人公のトニー滝谷とその父をイッセー尾形、彼の妻と妻によく似た女性を宮沢りえがそれぞれ二役で演じ、語りを西島秀俊が担当。ある女性と出会って初めて愛を知り、彼女を失うことで初めて孤独を実感する男の姿を、透明感溢れる映像で繊細に描く。坂本龍一が手掛けた静謐なピアノ曲も主人公の孤独を際立たせている。

あらすじ

トロンボーン奏者を父に持つトニー滝谷は、幼い頃からずっと孤独だった。大学を卒業しデザイン会社に就職した後、独立してイラストレーターになった彼は、1人の女性に恋をして結婚。だが幸せな生活はあまりに短かった。妻と死別したトニーは、容姿も体型も妻にそっくりな久子をアシスタントに雇うことにした。買物依存症だった妻が遺した大量の服を、彼女に制服として着てもらい、少しずつ妻の死に慣れようと思ったのだが…。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ / ラブロマンス
本編時間 [字]77分
制作 2004年 日本
原題 TONY TAKITANI
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