小さな赤いビー玉

『ポネット』のジャック・ドワイヨン監督の戦争ドラマ。ナチス占領下のパリ郊外で生き延びるため旅をするユダヤ人兄弟を描く。

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解 説

ユダヤ人少年の視点からナチスドイツ占領下のフランスを描く戦争ドラマ。過酷な現実に打ちのめされながらも、たくましく生き抜いてゆく兄弟の姿が胸を打つ。ジャック・ドワイヨン監督が33歳の発表した長編第2作となり、持ち味であるセンチメンタリズムを排した乾いた描写で、当時のフランスの政治的状況を浮き彫りにする演出が見事。世界と対峙する子どもというテーマは、後の『ピストルと少年』や『ポネット』にも通じる。

あらすじ

1941年、ドイツ軍占領下のパリ。理髪店を営むユダヤ人一家の息子モーリスとジョゼフは、先に脱出した兄たちが待つ南フランスへ疎開することに。列車の中でドイツ軍の検問に遭うが、居合わせた神父の協力でなんとか切り抜け、その後も行く先々で出会う人たちに助けられる。しかしある町で軍に捕まり、過酷な労働を課される。そんな中、同じく抑留されている少女フランソワーズと親しくなり、ジョセフはほのかな恋心を抱く。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ / ヒューマン
本編時間 [字]102分
制作 1975年 フランス
原題 A BAG OF MARBLES
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