シアター・プノンペン
カンボジア初の女性監督ソト・クォーリーカーの第1作目。ポル・ポト政権に蹂躙された映画人たちの足跡を現代の少女が辿る。
放送日時
解 説
カンボジア映画史上初の女性監督ソト・クォーリーカーの長編デビュー作。1970年代、クメール・ルージュの圧政により粛清された映画人たちの悲劇を、現代に生きる少女の視点で描く。新鋭マー・リネットが父親に反発する少女と、その母親の若き時代の二役を演じる。母親役のディ・サヴェットは、『怪奇ヘビ男』などで知られる往年の大女優。映画史からクメール・ルージュの時代を扱っている点が斬新で、映画愛にも溢れている。
あらすじ
厳格な軍人の父、病を患う母、口うるさい弟との生活にうんざりする少女ソポンは、廃屋状態の映画館で古い恋愛映画を発見する。それは1970年代、クメール・ルージュの圧政が始まる直前に作られた作品で、フィルムに映っている美しいヒロインはなんと若き日の母だった。しかし、フィルムの最後の巻は失われていた。ソポンは病床の母のため映画をリメイクしようと決意。制作を通して母と映画仲間たちの青春時代を知ることに…。
監 督
- SOTHO KULIKARソト・クォーリーカー
出 演
ジャンル | ドラマ |
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本編時間 | [字]108分 |
制作 | 2014年 カンボジア |
原題 | THE LAST REEL |