バティモン5 望まれざる者

フランスの新鋭ラジ・リ監督の第2作となる社会派ドラマ。パリ郊外を舞台に、住居問題を巡って行政と移民の住人たちが衝突する。

バティモン5 望まれざる者 場面写真

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解 説

長編デビュー作『レ・ミゼラブル』で第72回カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた新鋭ラジ・リ監督が、前作に続いて自らのルーツであるパリ郊外の犯罪多発地区を舞台に、移民の居住問題という知られざる一面を描いた社会派ドラマ。現地住民を多数キャストに起用し、理不尽な行政とそれに苦しめられる住民たちの対立をドキュメンタリータッチで描写。無情な強制退去を命じられた住民たちの姿を大規模な撮影で捉えた場面は圧巻。

あらすじ

移民の労働者階級が暮らすパリ郊外。その一画“バティモン5”では、老朽化した団地の解体作業が進んでいた。そんな中、急逝した市長の跡を継いだ臨時市長ピエールは、居住棟エリアの復興と治安改善を掲げる。一方、自らも移民の血を引くバティモン5の住人アビーは、ケアスタッフとして行政の怠慢に苦しむ住民たちに日々向き合っていた。日頃から対立する行政と住民たちは、やがてある事件をきっかけに激しく衝突することになる。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ / 社会派
本編時間 [字]107分
制作 2023年 フランス=ベルギー
原題 BATIMENT 5
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