台湾ニューシネマを代表するエドワード・ヤン監督が、映画史に残る前作『クーリンチェ少年殺人事件』とは異なる軽妙なタッチで、1990年代の台北に生きる男女10名の人間模様を描く青春群像劇。情報の氾濫した大都市で、目的を見失いながらもがく現代人の姿を映し出し、まさに時代を先取りした野心作。4Ｋ版は2022年のヴェネチア国際映画祭を皮切りに、ニューヨークや東京など各国映画祭で上映されて改めて称賛された。

西洋化と経済成長が急速に進む1990年代前半の台北。財閥の娘であるモーリーは、会社経営も婚約者アキンとの仲も思わしくない。モーリーの会社で働く親友チチは、モーリーの仕事ぶりに振り回され、役所に勤める恋人ミンとの先行きも不透明。テレビ番組の司会者であるモーリーの姉は、かつて恋愛小説の名手と持て囃された夫と別居中。モーリーとチチの同級生で舞台演出家のバーディは、小説の盗用がばれないか怯えていた…。

※4Ｋマスターを元にしたＨＤ原版で制作した高画質版。

• EDWARD YANGエドワード・ヤン

• CHEN SHIANG-CHYI チェン・シャンチー
• NI SHU-CHUN ニー・シューチュン
• WANG WEI-MING ワン・ウェイミン
• WANG BOSEN ワン・ポーセン
• WANG YE-MING ワン・イエミン