旧約聖書の「カインとアベル」の物語を下敷きにした、ジョン・スタインベックの同名小説を映画化。ジェームズ・ディーンの存在を強く印象づけた彼の初主演作で、彼が演じた“繊細で苦悩する若者”という画期的な人物像は多くの観客の共感を集めた。アカデミー賞ではジェームズ・ディーンの主演男優賞ほか、助演女優賞を受賞。映像の美しさ、情感豊かなテーマ曲も忘れ難い。

１９１７年、カリフォルニア州の小都市サリナス。ここで農場を営むアダムには２人の息子がいた。兄アロンが真面目で心優しい性格から父に可愛がられる一方、気むずかしく反抗的な弟キャルは父に疎まれていた。アロンの美しい恋人アブラはそんなキャルが気がかりだった。ある日、キャルは父から死んだと聞かされていた母が実は生きており、どうやら近所でいかがわしい酒場を経営しているケイトという女らしいと知るが…。

★アカデミー助演女優賞（ジョー・ヴァン・フリート）受賞。カンヌ国際映画祭ドラマティック映画賞受賞。

• PG12字幕版

• ELIA KAZANエリア・カザン

• JAMES DEAN ジェームズ・ディーン
• JULIE HARRIS ジュリー・ハリス
• RAYMOND MASSEY レイモンド・マッシー
• JO VAN FLEET ジョー・ヴァン・フリート
• RICHARD DAVALOS リチャード・ダヴァロス