スターチャンネル独占初放送＆配信決定！ 『水平線』小林且弥監督、さらに『無情の世界』各監督よりコメント到着！
『ロストパラダイス・イン・トーキョー』などで俳優としても活躍している小林且弥が、『凶悪』で共演したピエール瀧を主演に迎え長編初メガホンをとった『水平線』。さらに、小林且弥が立ち上げた映像プロジェクト「STUDIO NAYURA」第１回製作作品で、唐田えりか主演作を含むオムニバス映画『無情の世界』。
この2作品のスターチャンネル日本独占初放送＆独占配信を記念して、『水平線』小林且弥監督、さらに『無情の世界』各監督よりコメントが到着！
観てからでも、観る前でも、各監督の熱量と個性溢れるコメントをご覧ください！
目次
『水平線』小林且弥監督コメント
ある親子の決別と再生の物語です。僕自身が福島の人々と関わっていくなかで、外にいる限りは聞こえてこない声を多く聞きました。すれ違い続ける個人の声と正しさを振りかざした外部からの声。事実の共有が困難な時代だからこそ、出会った人々の想いや信念、前を向く姿を可視化できないだろうか。そんな自分の中の衝動のみが出発点となった作品は、僕が最も信頼する俳優、ピエール瀧さんが引き受けてくれたことで一気に動き始めました。当事者と他者。懲罰感情うごめく、決して寛容とはいえない今の世の中で、一人でも多くの方にこの映画が届いてくれたらいいなと願ってます。
＜『水平線』ストーリー＞
■震災で妻を亡くし一人娘と暮らす男の葛藤と再生を描くピエール瀧主演の人間ドラマ
福島の港町。震災で妻を失い、一人娘の奈生と暮らす井口真吾は、高齢者や生活困窮者相手に散骨を請け負っている。ある日、散骨依頼に来た若い男から遺骨を預かるが、ジャーナリストの江田が現れ、その遺骨は世間を震撼させた殺人犯のものだと告げる。震災で多くの人が眠る海に殺人犯の骨を撒くのかと、真吾は非難の矢面に立たされる。やがて、遺骨が見つからず、母の死を受け止めきれずにいる奈生との間にも軋轢が生じてしまう。
『無情の世界』各監督からのコメント
第一話「真夜中のキッス」 佐向大監督
平凡な毎日の中で、いきなり冒険が始まって絶体絶命のピンチに巻き込まれていく……。そんなコンセプトでつくられた3つの短編集『無情の世界』。ヤクザ映画専門の役者が、意図せずしてガチなヤクザ事務所に乗り込む「イミテーション・ヤクザ」、恋愛初心者の男性と男性恐怖症の女性が禁断の出会いを果たしてしまう「あなたと私の２人だけの世界」。登場人物が困れば困るほど、思わず爆笑してしまう２本に挟まれて私が監督したのが、取り返しのつかない事態に陥った女性が夜の街を駆け巡る「真夜中のキッス」です。ちょっと間抜けな男たちを尻目に、時にふわふわと、時に颯爽と我が道をいく唐田えりかの不思議な魅力をご堪能ください。
第二話「イミテーション・ヤクザ」 山岸謙太郎監督
強面の役者は様々な映画で重宝されるものである。特に本作主人公の渡部龍平の外見は昨今のハードボイルド作品には欠かせない。だがいつだって求められるのは外見だけだ。黙って立っていればそれで良い。外見の完成度ゆえに中身を求められず、ただそこにヤクザの一員ヤクザBとして彩りを添えることだけを求められる。そんなイミテーションのような役柄から抜け出したい渡部龍平本人自らの書き下ろし。強面俳優、魂の叫びをコミカルに綴った作品となってます。「真夜中のキッス」「あなたと私の二人だけの世界」、合わせてこの『無情な世界』をお楽しみください。
第三話「あなたと私の二人だけの世界」 小村昌士監督
「あなたと私の二人だけの世界」は、現代の男女にある間を描いた作品です。それぞれのレッスンは極端な思想の元に開催されていますが、同じような悩みを持っている人は現実に存在していて、あくまでリアルな表現に拘りました。
と言いつつも、現実であまり見かけることのない人間が登場するコメディ映画です。魅力的な役者さんたちが見事に演じてくださいました。是非楽しんでください。
＜『無情の世界』ストーリー＞
■「憂鬱と感傷」をテーマにした三つの物語で構成されるオムニバス映画
“現代の憂鬱、日常生活の冒険”をテーマに、三人の監督たちの短編で構成されたオムニバス映画。佐向大監督は唐田えりか主演の『真夜中のキッス』、山岸謙太郎監督は任侠コメディ『イミテーション・ヤクザ』、小村昌士監督は白石優愛主演の『あなたの私の二人だけの世界』を制作。平凡な生活をおくっていた男女が、なす術もなく冒険に巻き込まれてゆくという共通点を下敷きに、登場人物も舞台もジャンルも異なった物語が展開する。
