特集:ゴー!ゴー!パオラ!~イタリア娯楽映画の進行形~
イタリア映画に精通するラジオDJ・翻訳家の野村雅夫氏と、氏が代表を務める伊の文化的お宝紹介グループ「京都ドーナッツクラブ」がいま推している伊映画の新たな才能、パオラ・コルテッレージ。そんなパオラ・コルテッレージに注目した「特集:ゴー!ゴー!パオラ!~イタリア娯楽映画の進行形~」について、動画配信サービス「スターチャンネルEX」での映画本編の配信に合わせて、解説番組をYouTubeにて配信中!
目次
【イタリア映画】特集:ゴー!ゴー!パオラ!~イタリア娯楽映画の進行形~(5作品) & 解説番組
この人を押さえれば、イタリアの今と未来が見えてくる。「イタリア娯楽映画の進行形」シリーズ第2弾。社会派で大衆的な旬の人、パオラ・コルテッレージ。ラジオDJ・翻訳家の野村雅夫氏とその仲間たち「京都ドーナッツクラブ」が太鼓判を押すパオラの活躍っぷりが楽しめる5作品を一挙放映。お見逃しなく。
<特集作品> ※計5作品
『環状線の猫のように』
『環状線の猫のようにPART2:バック・トゥ・ザ・ビーチ』
『あゝ無慈悲』
『マイ・ライフ:インポッシブル』
『こどもたち』
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イタリア娯楽映画の進行形 パオラ・コルテッレージって誰!
この人を押さえれば、イタリアの今と未来が見えてくる。「イタリア娯楽映画の進行形」シリーズ第2弾。社会派で大衆的な旬の人、パオラ・コルテッレージ。この人の、どこがどう凄いのか!? 野村雅夫が熱く語る!!
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『環状線の猫のように1&2』
教会や遺跡のイメージが強いローマだが、それは中心部だけの話。中心部から4,5km離れた環状道路が走る辺りには、荒れ果てた郊外住宅地が広がっている。シンクタンクに勤めるジョバンニは、調査では見えてこないリアルな郊外をおっかなびっくり体験する。作中だけではなく、現実でも社会的格差が深刻さを増している。そこに嫌味なく笑いと感動のエッセンスを加えるのがリッカルド・ミラーニ監督の大きな特徴だ。
『環状線の猫のようにPART2:バック・トゥ・ザ・ビーチ』
前作の最後で付き合うことになったバツイチカップルのモニカとジョバンニ。本作は別れてから3年後に二人が再会するところからスタートする。カリスマ神父ダビデの出現に嫉妬するジョバンニ。だが、神父の真摯な慈善活動に触れ、うわべだけ共生を謳う文化施設に携わっていたジョヴァンニは心を動かされる。格差カップルを演じるのは、他作品でも息のあった夫婦役を演じたパオラ・コルテッレージとアントニオ・アルバネーゼ。
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『環状線の猫のように』
監督:リッカルド・ミラーニ
出演:パオラ・コルテッレージ, アントニオ・アルバネーゼ,ソニア・ベルガマスコ
© 2017 WILDSIDE
『環状線の猫のようにPART2:バック・トゥ・ザ・ビーチ』
監督:リッカルド・ミラーニ
出演:パオラ・コルテッレージ, アントニオ・アルバネーゼ, ルカ・アルジェンテロ
© 2020 WILDSIDE S.R.L. - VISION DISTRIBUTION S.P.A.
『あゝ無慈悲』
舞台の田舎町では、近隣に林立するラジオの電波塔の強力すぎる電波のせいで、町民たちの家々の思いもよらぬ場所から、ラジオで放送されるミサの声が聞こえる。ちょっと不思議だけれど平凡なその町で悲喜劇が起こる。原題の「後の者が後になる」は、後から来た者もまた神の恩恵を受けられることを意味する福音書の一節「後の者が先になり、先の者が後になる」から着想を得た。果たして悲喜劇の主人公たちは恩恵を受けられるのか。
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『あゝ無慈悲』
監督:マッシミリアーノ・ブルーノ
出演:パオラ・コルテッレージ, アレッサンドロ・ガスマン, ファブリツィオ・ベンティヴォリオ, ステファノ・フレージ
『マイ・ライフ:インポッシブル』
ジョバンナは地味な公務員だが、裏の顔は国家を守るスパイ。中年の友人たちに失礼な態度をとる輩を、スパイならではの手腕で懲らしめる。日本でもヒットした2014年『これが私の人生設計』から始まり、主演パオラ・コルテッレージと監督リッカルド・ミラーニがタッグを組むのはこれで4作目。その度に異なる社会問題を取り上げてきたが、今回は、見た目やステータスで安易に人を軽んじる現代社会に警鐘を鳴らしている。
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『マイ・ライフ:インポッシブル』
監督:リッカルド・ミラーニ
出演:パオラ・コルテッレージ, ステファノ・フレージ, ヴィニーチョ・マルキオーニ, ルチア・マシーノ, クラウディア・パンドルフィ
© 2019 WILDSIDE -VISION DISTRIBUTION S.p.A.
『こどもたち』
赤ちゃんの泣き声に夜も眠れず、フラストレーションを溜める中年夫婦。子育ての問題はイタリアでも大いに深刻で、日本同様、出生率は下がるいっぽうだ。本作の脚本は、2000年代の人気ドラマ『ボリス』の脚本家マッティア・トッレが子育て体験をもとに書き上げた。監督も務めるはずだったトッレはクランクイン直前に47歳の若さで病死し、『ボリス』の助監督だったジュゼッペ・ボニートが、彼の遺志を継ぎ作品を仕上げた。
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『こどもたち』
監督:ジュゼッペ・ボニート
出演:ヴァレリオ・マスタンドレア, パオラ・コルテッレージ, ステファノ・フレージ
© 2020 WILDSIDE S.R.L. - VISION DISTRIBUTION S.P.A.
【解説番組】
▼解説:野村雅夫
ラジオDJ、翻訳家。大阪のFM802での様々な番組を経て、現在は姉妹局FM COCOLOのモーニングショーCIAO 765を担当。株式会社京都ドーナッツクラブの代表も務め、映画の字幕制作、コラム執筆や書籍の翻訳も手掛ける。
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